吉松山砲台跡調査を行いました

2019年12月6日(木)
呉市広の吉松山山頂付近にある吉松山砲台跡の調査を行いました。

当初の予定では広中央中学校横から登れる道があり、そこを登る予定でしたが、想像以上の荒れ具合に断念。
結局、そこから10分程歩いた所にある船津神社の横にある登山道から登ることになりました。
このような看板がありました。
登山道は終始荒れた道続きで、途中岩にかけられたチェーンを使ってよじ登る所も。
登山道は高い所に行くにつれて傾斜が急になっていき、12月とはいえ、汗が止まりませんでした。
そうしているうちに山頂へ…
雑草は生え放題ではありましたが、保存状態は決して悪くはなく、形もほぼ建設当時のままなのではないかと思われます。
砲台跡の真横に土砂崩れの形跡が。
平成30年西日本豪雨の際の土砂崩れの跡です。

吉松山山頂には計4つの砲台跡があり、どれも保存状態は良いものでした。

調べたところ、この砲台は第二次世界大戦時、防空を目的とした高角砲台が設置されていたという事です。
砲台の配置も、黒瀬方面、呉方面、広駅方面、仁方方面の各方面に一基ずつあり、全方位を監視、防衛出来そうな印象がありました。


調査を終え、山をおりている時の1枚。
広、阿賀を一望できます。

最後までご覧頂きありがとうございました。

忘れないで!砲台跡

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